続々面白かんべェ上州弁

月刊の地域誌を編集するかたわら、上州弁のフィールドワークを続けてきた訳だが、更に二ツのやり方で上州弁に迫ってみることにした。一ツは古典の中に上州弁のルーツをさがしたこと。二ツ目に、各地に語り継がれてきた伝承や昔話の中に、古い上州言葉をさぐってもみた。
こうなってくると、民俗学や文学的ジャンルにも片足を入れる、ということにもなり、俄然視野が広がり、歴史的視点も必要になってくることに気付かされる。
本書では上州弁シリーズのユニークなエッセイという特色を生かし、この辺のジャンル分けにはあまり気を使わず、思いつくまま、気がつくまま自由にやることにした。結果として上州弁という言葉の成り立ちに或る程度せまることは出来たかと思う。


遠藤隆也 著 　ISBN4-9900966-2-2　四六判／並製／本文288頁 ／定価1543円（本体1,429円）／2004年12月15日 初版第一刷

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